「食事にも気をつけているのに、なかなか授かれない…」
そんなとき、見落とされがちなのが“腸内環境”です。
実は腸は、栄養を吸収するだけでなく、ホルモンや自律神経のバランスにも深く関わっています。
腸が整うことで、ホルモンの働きがスムーズになり、妊娠しやすい体づくりをサポートしてくれるのです。
PCOSでなかなか妊娠できなかった私ですが、腸活で体が変わりました。
\この記事では以下を解説!/
- 妊娠しやすい腸内環境とはどんな状態?
- 腸内環境と妊娠の関係性
- 今すぐできる腸活法
- 【実体験】腸活後の体の変化
腸を整えることで、心も体も“妊娠しやすいモード”に近づけましょう。
なぜ腸内環境が妊娠に関係するの?
腸は栄養を吸収する場所
私たちの体は食べたものからつくられています。
妊娠に欠かせない葉酸・鉄・ビタミンDなどのさまざまな栄養素は、すべて腸で吸収されて全身に届けられます。
でも、腸内環境が乱れていると栄養の吸収がうまくいかず、せっかくサプリを飲んでも十分に働かないことも。
授かる体づくりの第一歩は、まず腸の健康を取り戻すことなんです。
どんなに評判の良いサプリであろうと、あなたの体が吸収できなければ意味がない。
しっかり栄養を吸収するために腸活を始めよう。
私がしていた『ゆる腸活』は下記ページでご覧ください。
【PCOS体験談】妊活に腸活を取り入れて自然妊娠できた理由を読む >
腸内環境とホルモンバランスの関係

腸内細菌の中には、女性ホルモン「エストロゲン」の代謝をサポートする菌がいます。
この菌が元気に働いていると、ホルモンのバランスが整いやすくなり、排卵や着床がスムーズになります。
反対に腸が乱れると、ホルモンのバランスも崩れ、生理不順や冷えなど妊娠しづらい状態を招くこともあります。
腸を整えることは、ホルモンのリズムを整えることにもつながるのです。
腸は自律神経とも深くつながっている
「腸は第二の脳」と呼ばれるほど、自律神経と密接な関係にあります。
ストレスや睡眠不足で自律神経が乱れると、腸の動きが悪くなり、便秘や肌荒れなどの不調に。
腸の状態が悪いと今度は自律神経にも影響し、さらにホルモンバランスが崩れるという悪循環に陥ります。
毎日の腸ケアは、妊娠しやすい“穏やかな体と心”を保つための土台になります。
腸が乱れると自律神経も乱れ、ストレスホルモンが増加する。
リラックス状態をうまく作るのが妊娠のカギになることも。
自分のリラックス方法を見つけておこう
妊活中はメンタルが不安定になりやすいので、リラックスタイムを積極的に設けましょう。
自分がどんな時に安らげるのかを知っておくと、すっとリラックスモードに切り替えられます。
何をすれば良いかわからないときは、ノートに好きなものを箇条書きしてみてください。
あなたの「好き」から、リラックスできる方法が見えてきます。
例えば、
- カフェ
- 本
- 観葉植物
- 旅行
が好きなら、「カフェにいって本を読む、旅行の計画を立てる」や「小さな観葉植物を部屋においておうちカフェをする」なんて行動がおすすめです。
実は、ノートに文字を書くだけでもリラックス効果が高いです。
好きなことが思い浮かばないときは、自分の今の感情を書き出してみましょう。
妊娠しやすい腸内環境の特徴とは?
「腸の調子がいい人は、体の調子もいい」
これは本当の話です。
腸が元気だと、栄養がしっかり吸収されて、ホルモンの働きもスムーズになります。
逆に、便秘やお腹のハリがあると、体の中で必要なものがうまく使われません。
では、どんな腸内環境が「妊娠しやすい腸」なのでしょうか?
善玉菌が多く、悪玉菌が少ない
お腹の中には、「善玉菌」「悪玉菌」「日和見菌(ひよりみきん)」という3つのグループがあります。
善玉菌がたくさんいると悪玉菌が増えにくい環境になって、腸がきれいに保たれます。
ヨーグルトや納豆、味噌などの発酵食品をよく食べる人は、善玉菌が元気!
お腹がスッキリして、体の中もポカポカしやすくなりますよ。
ただし、発酵食品にも相性があります。
▼例えばこんなことも
- 「ヨーグルトを食べるとお腹が張りやすいけど、納豆ならスッキリしやすいな」
- 「このメーカーのヨーグルトはスッキリできたのに、別のヨーグルトだと変化がない」
腸内環境によって合うもの・合わないものがあります。
自身の体にいつもより少しだけ意識を向ければ、変化の有無に気づけますよ。
腸活はもっとも体感をしやすい健康法です。
色々と試してみて、これなら調子が良い!と感じたものを選びましょう。
鈍感な私でも変化がわかったので、まずは発酵食品を摂ることから始めてみてくださいね。
毎日スッキリ出せている
「便秘はよくない」と聞いたことがありますよね。
腸の中に長く便が残ると、悪玉菌が増えてしまいます。
悪玉菌が増えると、血行が悪くなって体の中で炎症が起きたり、ホルモンの働きが乱れることもあります。
毎朝スッキリ出せる腸は、妊娠に向けてとてもいい状態であるという一つの目安となります。
朝にこだわらなくても大丈夫。一番大切なのはトイレ後のおなかのスッキリ感です。
冷えがない・血流がいい
腸の動きは、血のめぐりとも関係しています。
お腹が冷えていると腸の働きが弱まり、便秘や栄養不足を引き起こすことも。
腸があたたかく保たれることで、血液がしっかり流れ、子宮にも栄養や酸素が届きやすくなります。
つまり、腸を整えることは「赤ちゃんを迎える準備」をするということ。
外からの温活だけではなく、内側からの温活をやってみましょう。
真夏に腹巻、レッグウォーマーで温活してたのに妊娠せず、腸活を始めて外からの温活を意識しなかった真冬に妊娠しました。
内側からの温活が優先!外側の温活はプラスαとして取り入れる。
ストレスが少ない
腸は心とつながっています。
不安やイライラが続くと、腸がキュッと固くなり、動きが悪くなります。
軽い運動や深呼吸、好きな音楽などでリラックスする時間を作りましょう。
心がゆるむと腸も元気になって、体のバランスも整います。
私の周りの妊娠しやすい人の特徴として
- ストレスを感じにくい、発散が上手
- 自分を適度に甘やかすことができる
- 程よく脱力している
という共通点がありました。
性格や気質もあるのは事実ですが、腸内環境で性格が変わるのもまた事実。
自分のリラックス方法を見つけることと、腸内環境の改善も始めてみてください。
私自身、腸内環境が整ってからメンタルが安定しました。
以前よりも少しポジティブ思考になれて、今までより「楽しい」と思うことが増えました。
PCOS妊活時の私の状態
妊娠しやすい腸内環境の特徴は
- 善玉菌が多く悪玉菌が少ない
- 毎日スッキリ出せている
- 冷えがない・血流がいい
- ストレスが少ない
でしたが、PCOS妊活時の私を振り返ってみるとすべて当てはまりませんでした。
- 発酵食品や食物繊維を意識した食事でなかった
- 万年便秘で4日に1度の排便ペース
- 手足やお腹はいつも冷たく、平熱が低い
- 些細な言葉や状況に一喜一憂してメンタルが不安定
(表でも比較)
見事に真逆の状態です(;^ω^)
そんな私でしたが、産後にゆる腸活を始めたところ2人目は2周期で自然妊娠することができました。
ゆるゆるな腸活でも「妊娠しやすい腸内環境」に近づいていたようです。
- 生理周期が整った
- のびおりが出るようになった
意外にも、目に見えるわかりやすい変化があって驚きました。
妊娠しやすい腸をつくるためにできること
「妊娠しやすい体をつくる=腸を整えること」
腸は食べたものを栄養に変える工場のような場所です。
腸が元気になると、体の中のバランスが整ってホルモンもスムーズに働きます。
腸活は妊娠力を高めることを実際に体感したので、妊活と腸活をあわせておこなうことをおすすめします。
この章では、 今日からできる腸活のポイントを3つ紹介します。
特別な道具や環境は必要なく、誰でも始められるものなので生活に取り入れてみてくださいね。
発酵食品や食物繊維をとる
ヨーグルト・納豆・味噌・ぬか漬けなどの発酵食品は、善玉菌を増やして腸を元気にします。
さらに、野菜・きのこ・海藻・オートミールなどに含まれる食物繊維は、腸の中をお掃除してくれる存在。
この2つを組み合わせてとると、腸の中で良い菌が育ちやすくなります。

食物繊維量は簡単に増やせる
- 白米を炊くときにもち麦を加える
- 寝かせ玄米を導入する
- デキストリン粉末を活用する
上記のようなアイテムを加えるだけで、食物繊維は今よりもっと多く増やせます。しかもとっても簡単!
玄米選びは慎重に
玄米には、農薬が残りやすいぬかなどが白米に比べて多く残っています。
できるだけ無農薬の玄米を選ぶことで安心して食べられますよね。
玄米の素朴な味やボソボソとした食感が苦手と感じる人もいるかもしれません。
浸水が必要だったり少々手間がかかるのも、デメリットです。
玄米のデメリットを全払拭するのがこちら⇓

レンジで2分チンするだけで、もっちもちの玄米が食べられます。
お赤飯っぽい感じでおいしいんですよ。
自然と噛む回数が増えるので、早食い防止にもって腸にやさしい◎
善玉菌を活性化するためにオリゴ糖を活用するのも◎
オリゴ糖の種類によって合う・合わないがあるので、幅広くカバーできるマルチオリゴ糖がおすすめです。
マルチオリゴ糖の詳細については、下記ページをご覧ください。
5種類の便通改善成分が配合されたマルチオリゴ糖をチェックする >>
体に合うようならスーパーに売っているものでも良いですが、遠回りを避けたいならマルチオリゴ糖にしましょう。
体を温めて血のめぐりを良くする
腸は冷えに弱い臓器です。
お腹が冷えると腸の動きが鈍くなって、便秘やホルモンの乱れにつながることも。
- 湯船につかる
- 白湯を飲む
- 腹巻きを使うなど、
お腹を冷やさない工夫をしましょう。
私がゆる腸活を始めた当時にやっていたことの一つが「湯舟に浸かる」でした。
腸活という認識はなく、気持ちが良いから続けていた習慣です。
エプソムソルトを入れると、体の芯から温まるので真冬のお風呂上がりでもしばらくポカポカを保てていました。
また、エプソムソルトは水道水の塩素を中和するのでお肌にもやさしくて◎
子どもの発疹も落ち着いた経験があるので、敏感肌でも安心してお使いいただけます。
ストレスををためこまない
心がピリピリしていると、腸もキュッと固くなってしまいます。
笑う・泣く・深呼吸をするなど、感情をゆるめることも立派な腸活です。
寝る前にスマホを見ずに、温かいハーブティーを飲むだけでも◎
リラックスすると腸が元気になり、ホルモンの流れも自然と整います。
妊娠を望むすべての女性に こうのとりのハピネスブレンド散歩をすることもストレス解消効果があります。
子宮周りの血行もよくなるので、妊活中にお散歩をされる方も多いですよね。
イヤホンで好きな音楽を聴きながら歩くのも良いですが、
- 自然の音
- 風
- 空の様子
など五感を感じて歩くと、より多幸感がアップしますよ。
腸から整える妊活サプリもおすすめ
食事で全部の栄養をとるのは大変ですよね。
そんな時は、腸をサポートしながら妊活に必要な栄養がとれるサプリを活用するのも◎
腸の調子が整うと、サプリの栄養も吸収されやすくなります。
関連記事:妊活サプリ比較|人気3選を徹底レビュー
あなたに合うサプリを選ぶヒントをまとめています。
まとめ
腸が元気になると、体の中の「めぐり」や「ホルモン」も整います。
つまり、妊娠しやすい体づくりの第一歩は腸から。
今日の食事・睡眠・リラックスタイムを少し見直すだけで、未来のあなたの体が変わります。
今まで子宮まわりにしか向けていなかった意識を腸にも向けてみてください。
意識をすれば自然と選択や行動が変わります。
腸活は妊活に比べて、レスポンスが早いのでモチベーションを維持しやすいです。
腸が整えば、からだ全体がじわじわと整い、妊娠しやすい体に近づけるはず。
- 発酵食品や食物繊維を摂る
- 体を温めて血の巡りを良くする
- ストレスを溜め込まない
- サプリを活用する
なにか一つだけでも腸のために始めてみましょう。





