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PCOS(多嚢胞性卵巣症候群)の基礎知識

【実証済み】PCOSの改善/妊活にビタミンDは有効!意識するのは1つだけ

妊活中の女性
  • PCOSを改善して妊娠したい
  • PCOSにビタミンDが効くってほんと?
  • 効率的なビタミン摂取方法は?

このような疑問にお答えします。

私は27歳でPCOSと告げられました。

クリニックへの通院と我流妊活に奮闘し、2人目は腸活を経て2周期で自然妊娠できたという経験があります。


この記事では、PCOSの救世主となるビタミンDについてまとめています。

PCOSで妊活をしている人のお役に立てれば嬉しいです。

本記事でわかること
  1. PCOSを改善して妊娠するために必要なこと
  2. PCOSの症状改善にビタミンDが有効な理由
  3. 妊娠希望者が効率的にビタミンを摂取する方法

【実証済み】PCOSの改善/妊活にビタミンDは有効!意識すべきはただ1つ

PCOSは、わりと身近な不妊症です。

妊娠を意識してから気づくことも多いと思います。
私がそうでした…

PCOSと妊活の根幹かつ重要な部分のお話をします。

PCOSを改善して妊娠をめざす

PCOSは、現在20人に1人に見られる症状。

体感として、最近はもっと割合が大きいように思います。

PCOSの原因の一つと言われているのがホルモンバランスの乱れ。

妊娠に直接的に影響をするPCOSの症状には、

  • 生理不順
  • 排卵障害

といったものがありますね。

排卵しないと妊娠しない

PCOS持ちの女性は、排卵のチャンスが少なく、とっても貴重。

排卵をしないと受精できないので、当然妊娠にはいたりません。(ほんと残酷で苦しいですよね)

つまり、PCOSの妊活において大事なことは「排卵させること」

みずき

PCOSの私は、妊活の目標を「妊娠ではなく排卵させること」へシフトチェンジしました。

排卵させるために意識すること

PCOSの人が排卵をさせるために必要なのは、バランスのとれた食事です。

以下の栄養素をバランスよく摂取することは、健康な体づくりにおいて前提条件です。

各成分の妊活に関するはたらき

栄養はたらきや不足リスク
タンパク質人間の体に欠かせない成分。不足すると冷えや代謝が落ちる。
赤血球をつくる。不足すると受精卵が着床しづらくなる。
ビタミンE老化を遅らせる抗酸化作用を持ち、生殖能力に関係する。
亜鉛着床に関するホルモン作りをサポートする成分。
ビタミンA皮膚や粘膜に必要な成分。妊娠初期に摂りすぎると赤ちゃんに影響がある。
カルシウム卵子の細胞分裂に欠かせない。受精に役割をもつ成分。
ビタミンD卵巣機能の向上、排卵・受精卵の着床促進【⇐妊活に重要とされている成分】

妊活において、どれもが重要な働きを持つことがわかります。

今回はその中でも、PCOS持ちこそが注目すべき「ビタミンD」を深堀りします。

PCOSの改善/妊活にビタミンDは欠かせない

  • ビタミンDとPCOSの関係
  • ビタミンDの効果
  • ビタミンDを生成・摂取する方法

ビタミンDとPCOSの関係

ビタミンDがPCOSの症状を緩和させるというデータが海外の研究で明らかになりました。

研究内容研究結果
PCOSの人にビタミンDとカルシウムの投与男性ホルモン値の改善
生理周期の乱れの改善
排卵機能の改善

また、卵胞液内のビタミンDが増えると、妊娠率があがることも認められています。

海外の研究では、血液中と卵胞液中のビタミンDは互いに影響しており、ビタミンD濃度が高いと妊娠率が上がるという報告があります。詳細なデータによると、卵胞液中のビタミンDが1ng/mg上がると、妊娠率が6%上昇したとのこと。

参考:血液中のビタミンDと着床率

ビタミンDの効果

ビタミンDは青魚やキノコ類、卵に含まれています。

ビタミンDには着床のサポートや卵子の成熟といったはらたきがあり、PCOSの症状改善に必要な栄養素です。

  • 着床障害
  • 不育症

などの不妊要因に効果があります。

ビタミンDは、排卵をしたあとも妊娠の手助けをしてくれる大事な栄養素

ビタミンDの摂取・生成方法

PCOSの改善に効果があるとされたビタミンDの

  • 生成方法
  • 摂取方法

をみていきましょう。

ビタミンDの生成方法

ビタミンDは、日光浴をすることで生成させられます。

  • 1日に15分以上の日光浴で、必要量のビタミンDが生成される
  • カルシウム濃度も上がる

海外で行われた研究でも、PCOSの人にビタミンDとカルシウムが投与され、症状が改善したことからカルシウムも妊活に大事な栄養素だということがわかります。

しかし、紫外線対策の徹底で日光浴でのビタミンD生成は難しい状態なのが現実です。

ビタミンDの摂取方法

食事からビタミンDを摂取することが可能です。

ビタミンDは

  • 青魚
  • キノコ

に多く含まれています。

一日の必要摂取量は5.5㎍(サケの水煮缶1/2ほど)

ビタミンDが排卵に大切だからといって、過剰に摂取するのはNG。

妊娠するにはさまざまな栄養素が必要です。

食事だけで補いきれないものは、サプリを活用して補給しましょう。

【実証済み】PCOSの改善/妊活にビタミンDは有効!意識すべきはただ1つ まとめ

  • PCOSの妊活は、排卵を目標にしてみる
  • ビタミンDは排卵をサポートするはたらきがある
  • PCOSとビタミンDには深い関係がある
  • ビタミンDを含む、妊活に必要な栄養素はサプリを活用することも大事

ビタミンDのすごさをお分かりいただけましたか?

PCOSの妊活は、「排卵をしないこと」がつらいですよね。

まずは、乱れたホルモンバランスを整えるためにも頑張りすぎないで、体をいたわってください。
バランスのとれた食事で、体と心を元気にしましょう。

体質改善は、時間がかかることです。
妊活していると焦ってしまうことが多くありますが、必要な栄養素を取り入れて、体を整えていきましょう。

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